ソレイユでのダイビングスタイルはドリフトダイビングです。
初日の1本目はチェックダイビングを行い、経験本数・経験年数などをふまえてチーム分けを行います。
各チームは通常、3~6名のダイバーに1人のダイビングガイドがつきます。
ダイビング中はバディを決めますが、ガイドの後ろを泳ぐチームダイビングですので、ガイドの指示に従ってください。
各チームのスキルレベルによってダイビングポイントをそれぞれ分けるということが難しいので、安全を第一優先に、スキルレベルの浅いダイバーに合わせたダイビングポイントを選びます。
【ダイビングの流れ】
・エントリー
ジャイアントスライドエントリーでエントリーします。
小さいカメラはご自身で持ってエントリーしてください。
大きなカメラの場合は、エントリー後すぐに後ろを向き、ドーニクルーからカメラを受け取ってください。
モーリングロープやアンカーロープはありませんので、自由潜降します。
基本的にチェックダイブは水面集合、それ以外は水中集合です。
・水中
チーム全員の潜降を確認したあとは、ガイドを先頭にダイビングをします。
ガイドと同じくらいか浅目の深度を心がけ、ガイドの指示が仰げる範囲で適度な距離を保ち、ご自身のコンピューターの安全潜水時間内でダイビングを行なってください。
最大水深は30m、潜水時間は45分(安全停止3分実施)です。
モルディブは法の規制により、最大水深は30mと決まっています。
水中動植物には触らないでください。
合わせて、着底禁止、グローブ使用禁止です。
残圧計はこまめに確認し、残圧が100気圧になったらそれ以上深く行かず、浅いほうに向かいます。
50気圧になったらエキジットの準備ができるように、ダイビングガイドは水深管理をします。
100気圧で1回、70気圧で1回、必ずガイドに知らせてください。
また、コンピューターをこまめに確認し、無減圧潜水の時間内でダイビングを行なってください。
万が一、減圧停止のサインが出た場合は、そのサインが消えたことを確認してから浮上してください。
減圧停止のサインが消えないまま浮上した場合、最低24時間はダイビングは禁止といたします。
・浮上
チームのどなたかの残圧が50気圧になった場合(流れの速い場合は70気圧)、減圧停止が出そうなコンピューターがある場合、流れや天候や他の条件でダイビングを続けるのは困難と判断した場合は、その時点で浮上を開始します。
流れや天候に問題がなく、残圧やコンピューターも問題がない場合の潜水時間は45分です。
エキジットの準備が始まったら、5m~6mで必ず安全停止を3分以上行ってください。
安全停止中にダイビングガイドがシグナルフロートを水面に打ち上げます。
ダイビングガイドの側から離れないようにして、シグナルフロートの下で安全停止を行い、フロートの近くに浮上してください。
浮上のときは常に、頭上確認しながら浮上してください。
このとき、ボートの音などが聞こえたら浮上をやめて、音が消えるか、安全を再確認してから浮上してください。
浮上の途中でダウンカレントに入ってしまう場合も稀にありますので、コンピューターで水深を確認してください。
ダイビングガイドは常に潮の流れをよみながらダイビングをしています。
ダイビングガイドとの位置の確認を心がけ、ダイビングガイドと同じ水深をキープしてください。
この場合、安全停止に不安がある方は、ダイビングガイドのすぐ近くにいてください。
・はぐれたら
ダイビングガイドは万全の注意を払っておりますが、もし万が一はぐれてダイビングガイドを見失ったときは、その場でご自身でゆっくりと浮上開始します。速度を守り浮上してください。
シグナルフロートを上げて、水面に浮上したらBCDに空気を入れて浮力を確保し、シグナルフロートから離れずにドーニが来るのを待ちます。
必ずクルーがドーニから監視していますので、ドーニに向かって合図を送りドーニへ戻ってください。ドーニに戻った後は絶対に再潜行しないで下さい。
シグナルフロートは必携です。必ずご自身のものをご持参下さい。もしお忘れになった方には有料で貸し出しします。
ジンベエザメに触らない、進路をふさがないなど、決まりがあります。
ジンベエサーチの際はブリーフィングをしますのでルールを守って楽しんで下さい。
(1)ダイビング
ダイビングでジンベエザメを狙う場合は、ポイントのリーフをジンベエザメを探しながら泳ぎます。
比較的、リーフの近くで見られる場合が多いのですが、どの方向からジンベエザメが出現するのかは分かりませんので、周囲を見ながら泳ぎます。
水面近くの浅いところに出るときもあれば、水深の深いところに出るときもあります。
どのような場合でも、安全を第一優先に考えてダイビングを行なってください。
残圧があまり残っていない場合や、ダイビングコンピューターの減圧停止のサインが出そうな場合は、今いるその場所から見るだけにしてください。
ジンベエザメはゆっくり泳いでいるように見えても、すごい速さで泳いでいることがあります。
我を忘れてジンベエザメを追いかけると、呼吸が大きく乱れ、エアーが極端に早く減ります。
安全に浮上できるだけのエアーが残っていないというような、危険な状況におちいらないように、常に自分のペースを守ってください。
他のダイバーが先に泳いでいって、自分は追い付くことができない場合、無理をして追いかける必要はありません。
ジンベエザメを追いかけている時も、ダイビングガイドは後方確認と人数確認を行なっています。
万が一、先頭を泳ぐダイバーと距離が開きすぎて、ダイビングガイドやチームを見失った場合は、周囲と水面の安全を確認して、その場でご自身で浮上してください。
どのような場合でも、ご自身のことも含めて周りの状況を確認し、無理な追いかけをしないでください。
ダイビングガイドの合図があったら、必ずダイビングガイドの指示に従ってください。
(2)スノーケリング
水面でジンベエザメを見つけたらドーニから飛び込みます。マスク・スノーケルホース・フィンが必要です。
ジンベエザメが出没する場所には他のボートも多数いますので、注意してスノーケリングを行なってください。
ドーニからは、ジンベエザメのすぐ近くに飛び込むことが多いです。
スノーケリング中にジンベエザメの居場所がわからなくなったら、顔を上げてガイドの指示を仰いでください。
ジンベエザメに追い付くことができない場合、ジンベエザメがまだ水面にいれば、ドーニに乗りなおしてジンベエザメの近くでまたエントリーすることもできます。
スノーケリング中は、ドーニスタッフがスノーケラーを監視しています。
足がつってしまった場合や、水を飲んでしまった場合は、慌てずに近くにいるドーニに手を振ってドーニが来るまでお待ちください。
泳ぎが得意でない方や、体力など不安がある方は、あらかじめガイドに伝えて、ライフジャケットかウエットスーツを着用して、浮力を確保したうえでスノーケリングを行なってください。
周りのスノーケラーはジンベエザメに夢中なので、他のスノーケラーのことに構っていないことがほとんどです。絶対に、無理をして泳がないでください。
ダイビングに必要な器材は全てご持参ください。
強い流れのハードなポイントを潜る場合、その状況で不慣れな器材を扱うことは、ダイバー自身にストレスがかかりますので、メンテナンスされている使い慣れたご自身の器材をご持参いただくことを、強くお勧めいたします。
また、ダイブコンピューターとマーカーブイ(シグナルフロート)は必携です。
その他、レギュレーターのマウスピース、マスクおよびフィンのストラップは劣化しやすいので、切れかかっていないかチェックをしてください。予備を持っていればなお安心です。
■レンタル器材について
ウエイト、ウエイトベルトはご用意しております。そのほかの器材については、使い慣れたご自身の器材をおもちいただくことを強くおすすめいたしますが、現地で故障した場合等に備えて器材レンタルのご用意がございます。
あらかじめレンタル器材をご希望の場合はお早めにご相談、お申し出下さい。
レンタル代金はこちら。
・ダイビングコンピューター
モルディブは法の規制により、ダイビングで潜ることができる最大の水深は30mと決まっています。
これは潜水病の発生を防ぐための条約です。
減圧が必要なダイビングが原則禁止されているため、安全管理ができるよう、ダイビングコンピューターは必携です。
ご持参いただいたダイビングコンピューターの使い方が分からないというお客様がいらっしゃいますが、ご質問されてもお答えできない場合がありますので、前もって使い方を熟知したうえでお持ちください。取扱説明書もお持ちください。
ダイビングコンピューターを携帯せずダイビングをした場合、以降のダイビングへの参加をお断りする場合があります。
その際に、ダイビング本数が減本となる場合でも、ダイビング代の払い戻しはできかねますので、ご了承ください。
・シグナルフロート
ダイビングガイドは万全の注意を払っておりますが、万が一はぐれてダイビングガイドを見失った場合に備えて、マーカーブイ(シグナルフロート)は必携です。
必ずご自身のものをご持参ください。